がんには怖いイメージがあると思いますが、転移さえしなければ、ほとんどのがんは治癒可能で、近年がんの治癒率は向上しております。
さらに最近では早期にがんを発見できるかどうかが重要と考えるようになってきました。なぜなら、がんの進行度は治療法や臓器の切除範囲に関連してきており、その後の人生を大きく変えることにつながるからです。たとえば早期に発見された膀胱がんは、臓器を温存することが可能で人工肛門などは不要となり、内視鏡で病変部分のみを取り除くだけですので生活は全く変わりません。
早期発見は命を守るためだけでなく、今まで通りの生活を楽しむためにもとても重要なのです。
一昔前の胃や大腸の内視鏡検査は不快感のあるものでした。いくら早期発見ができるとはいえ、定期的な検査を尻込みしたくなったお気持ちはとてもよくわかります。でも現在では、細径スコープや精度の高い新しい機器や麻酔など検査手法の進化で、痛みや苦痛の少ない検査になっています。
当クリニックでは、できるだけ患者さんが楽にこうした検査を受けられるよう、新しい機器を導入して検査を行っています。
また、痛みや苦痛の少ない検査を受けられることでリピーターが増え、引っ越し先から何時間もかけて通ってくださる患者さんも多くなってきています。